TXOKOのご紹介 |
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Txoko(チョコ)って知ってますか?yahoo検索で調べてみても日本語で出てくる「チョコ」のほとんどがチョコレートです。多分日本語で「Txoko」のことを述べるのはこのページが最初かもしれません。ではTxokoとはいったいどんなものでしょう。それはバスク地方に古くからあった「美食クラブ」と考えて良いでしょう。ただ、その組織、活動は並のものではありません。ここでは典型的なTxokoとその活動を説明します。(場所によってはTxokoをSociedadソシエダーと呼ぶところもある) Txokoの組織を作る まず、気の合った会員(といっても比較的自分に近い友人になるのですが)が集まります。そして皆でお金を出し合ってマンションの1室を買っちゃう訳ですね。もちろん出し合ったお金で即金で買えればそれにこした事はないのですが、通常はやっぱりローンを組み、会員が毎月お金を出し合って支払いに当てます。ローンを組むには借入する側がしっかりとした組織でないといけません。そのような事もあって、Txokoには会長、副会長、出納係等のしっかりとした人事体制があります。この辺は会社の組織と似ていますね。マンションローン借り入れの他にそのTxoko名義のクレジットカードの発行もしてくれます。食材の仕入れはそのカードを使って購入し、代金はTxoko名義の口座から引き落としになるわけです。これは典型的なパターンですが、現在ではマンションの1室を借り受けながら毎月家賃を納めて自分たちのチョコにしているケースも多くあります。 Txokoを内装する さて、場所を確保したメンバーの次の仕事は、「この場所をいかにデザインするか」です。間取りの仕切りは一切ないのが普通ですから、「あそこに厨房をおいて、ここにテーブルと椅子、そして一角にはBarコーナーを作ろう」とかいろいろ話し合ってわいわいがやがやと進んで行きます。 Txokoの活動 インフラ(?)もできあがり、いよいよ美食クラブの始まりです。ここでの調理はすべてメンバーが行ないます。月ごとの料理担当者、または週ごとの料理担当者が決まっていて、その人が「○月○日の会食会」について準備を進めます。その段階で料理は何か決まっていてメンバーの役割もすべて決まってしまいます。 Txokoの意義 まず、旨いものを楽しむ。家庭料理とは違った、良い食材をあまり手をかけないで楽しむ。それと男同士のコミュニケーションですね。既婚者は特に男同士が集まる会に嬉々としますよね。また、意外と男性優先社会だったバスクはそこで仕事の話などをして重要な事を決めたりしていたのです。それと命の洗濯ですかね(笑)。 感想 いずれ日本にTxokoを作りたいですね・・。「今度の日曜日に田舎から熊の肉が送られてくるから集まろう」。「じゃ、俺は特別に友人から手作りの酒を入手しておくよ」。・・なんて。いいいですよね。それに奥さんは入れず、自分の息子だけを連れて行く。あ〜、男の世界だなー。 |
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